2017-06-21 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:反発、MSCI新興国株指数への採用を好感 保険株がそろって反発
21日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。前場終値は前日比0.15%高の3144.71ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2168億6600万元。
上海総合指数は米MSCIが日本時間21日朝、中国本土A株の新興国株指数への採用を発表したことを好感し、総じて堅調に推移した。序盤にマイナス圏に沈む場面が見られたが、下値の堅さを確認するとほどなく切り返した。実際の新興国株指数への採用は2018年6月となるが、採用後には170億−180億米ドルの資金流入が期待できるとの観測も浮上。買い安心感を誘った。セクター別では、前日売られた保険が買い戻された。証券や銀行の一角のほか、インフラ建設が反発した。一方、原油相場の急落を嫌気し、石油が売られた。自動車、港湾・海運関連がさえない。
上海B株指数は0.13%高の324.19ポイント、深センB株指数は0.30%高の1124.73ポイントとともに上昇した。