2017-05-24 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:3日続落、中国の格付け引き下げで
24日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続落。前場終値は前日比0.36%安の3050.94ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2020億9700万元。
上海総合指数は3050ポイントを下回ってスタート。序盤に下落率を1%超まで広げ3020ポイントに迫る場面も見られた。ただ、同水準付近で下値の堅さを確認すると上向きに転じ、前引けにかけて段階的に下げ幅を縮めると、3050ポイントを回復して終えた。米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスが今後数年にかけて中国の信用基盤が幾分弱まり債務が膨らむと指摘し、人民元建てと外貨建ての長期債務格付けを「Aa3」から「A1」に引き下げたことを受け、市場心理が悪化した。セクター別では、足元高かった保険が利益確定の売りを浴び、相場の下げを主導。銀行、石油も反落した。一方、IT・通信や自動車、証券の一角が買われ、相場を下支えた。
上海B株指数は0.19%安の315.53ポイントと下落、深センB株指数は0.02%高の1076.90ポイントと小高く終えた。