2017-05-15 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:3日続伸、「一帯一路」向け資金の追加拠出などを好感
週明け15日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。前場終値は前営業日比0.28%高の3092.28ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2044億7400万元。
上海総合指数は続伸して始まると、総じて3090ポイントをはさんでもみ合う展開となった。習近平国家主席が「一帯一路」国際協力フォーラムで、同経済圏構想について、中国が設立したシルクロード基金への1000億元の追加拠出や、政府系銀行による計3800億元の借款供与などを表明したことが好感された。このほか、金融当局が前週末に中期貸出制度を通じて4590億元の資金供給を実施したことで、資金ひっ迫懸念が後退した。一方、きょう午前に公表された固定資産投資や鉱工業生産など4月の主要経済指標はそろって市場予想を下回ったものの、相場への影響は限られた。セクター別では証券、IT・通信、石油が買われる一方、序盤高かったインフラ建設に売りが出た。このほか保険や銀行、不動産の一角がさえない。
上海B株指数は0.16%高の322.42ポイント、深センB株指数は0.23%高の1088.60ポイントとともに上昇。