25日の香港市場で、ハンセン指数は続伸で始まった。仏大統領選の第1回投票の結果を受けて欧州連合(EU)解体の懸念が後退し、前日の欧米市場が大幅高となった流れを引き継ぎ買いが先行。本土市場で上海総合指数が反発して寄り付いたことも投資家心理の改善につながった。ハンセン指数は日本時間午前10時45分現在、前日比0.46%高の24251.19ポイントで推移している。個別では、欧州金融大手のHSBC(
00005)が買われ、指数を押し上げた。中国建設銀行(
00939)、中国工商銀行(
01398)など本土系銀行も堅調。豪DUETグループの共同買収計画が同国財務省に承認された長江インフラ(
01038)が大幅続伸。半面、自動車メーカーの吉利汽車(
00175)が続落したほか、アップル関連銘柄の瑞声科技(
02018)が軟調。