2017-04-20 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:5日続落、方向感欠く展開
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は小幅ながら5営業日続落。前場終値は前日比0.07%安の3168.53ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2522億3900万元。
上海総合指数は方向感に欠けた。安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開が続いた。前日まで4営業日続落し、約2カ月ぶりの安値水準で推移しているだけに自律反発を狙った買いが入りやすいほか、国務院(内閣に相当)が19日の常務会議で3800億元規模の減税を決定したことも好感されている。ただ、北朝鮮を巡る地政学的リスクや中国金融当局による監督・管理の全面強化に対する警戒感が根強く、買いの勢いは弱かった。
セクター別では、「雄安新区」テーマ関連株が売られたほか、建材、産金、証券などが安い。19日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が大幅に3日続落したことを受け、石油もさえない。半面、酒造、食品、医薬が堅調。港湾など「一帯一路」関連株の一角も物色された。
上海B株は0.18%安の336.11ポイント、深センB株は0.29%高の1145.86だった。