BYD(
01211)は29日、2017年1−3月期決算で純利益が前年同期比23.6−35.4%減の5億5000万−6億5000万元になる見通しを発表した。新エネルギー自動車部門の業績後退を主因に挙げた。新エネルギー車に対する中国当局の補助金制度の変更を受け、業界全体に下押し圧力がかかり、販売台数の縮小と利益の減少を招いたとしている。
一方、従来型燃料の自動車部門は安定成長を維持している。携帯電話部品・組立事業は金属製部品の普及率が持続的に向上。同社は引き続きスマートフォンのトップメーカーから受注を獲得しており、同部門の急成長を後押ししているという。太陽エネルギー部門については激しい競争の中で値下げ圧力が依然強いとした。
2016年1−3月期の純利益は8億5100万元だった。
BYDの28日終値は前日比0.45%高の44.45HKドル。