2017-03-28 |
中国/マーケット/証券 |
|
★本土前引け:続落、景気敏感株売られる
28日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落した。前場終値は前日比0.29%安の3257.38ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2670億7100万元。
上海総合指数は小安くスタートすると、手掛かり材料に乏しいなか、下げ幅を拡大する展開となった。中国人民銀行(中央銀行)のトップがこのほど、世界的に長年続いた量的緩和政策は終わりに近づき、金融政策がこれまでのように緩和に傾くことはないとの見解を示したことが引き続き市場心理を冷やしているもよう。ただ、安値圏では買い戻しが入り、前引けにかけて下げ幅を縮めている。セクター別では、原油安を嫌気し石油が売られ相場の下げを主導。このほか景気に敏感な銀行、自動車、不動産などが総じて安い。一方、インフラ建設が反発。また保険が買われ下値を支えた。
上海B株指数は0.13%安の341.64ポイント、深センB株指数は0.10%高の1147.19ポイントだった。