ゴールドマン・サックスは最新リポートで、中国の大手金鉱会社、招金鉱業(
01818)の目標株価を6.4HKドル、投資判断を「売り」にそれぞれ据え置いた。同社の金生産量の伸びが小幅にとどまっていることを理由に利益見通しに不透明感が残るとしたほか、国際金価格動向に慎重な見方を示したことなどを反映させた。『経済通』が21日伝えた。
ゴールドマンは招金鉱業の2016年業績について、市場予想とゴールドマン予想をともに下回ったとコメント。人民元換算で金価格は前年比13%上昇したが、招金鉱業の利益成長率は15%にとどまったと指摘。また、招金鉱業の金採掘量の伸びは0.5%にすぎないとした。
招金鉱業の2016年12月本決算は純利益が前年比15%増の3億5300万元となり、直前のファクトセットの市場コンセンサス予想(5億3900万元)に届かなかった。
招金鉱業の株価は日本時間午後3時46分現在、前日比1.86%安の7.39HKドルで推移している。