2017-02-22 |
中国/統計/不動産 |
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主要70都市の1月新築住宅価格、上昇が前月比で1都市減少
中国の国家統計局が22日発表した2017年1月の住宅価格統計によると、主要70都市のうち、新築分譲住宅価格(保障性住宅を除く)が前月比で上昇したのは45都市と、前月から1都市減った。下落は前月と変わらずの20都市、横ばいは1都市増えて5都市だった。
国家統計局は、不動産引き締め策が住宅価格を抑える効果が大都市で鮮明となっているとの見方を示した。北京、上海、広州、深センなど最も規模が大きい「一線都市」の新築住宅価格は前月比でほぼ横ばい。「一線都市」に次ぐ規模の「二線都市」では0.1%上昇したが、上昇幅は前月から0.1ポイント縮小した。地方中小都市の「三線都市」は0.4%上昇し、上昇幅は前月と同じだった。
一線都市と一部の二線都市を合わせた15都市のうち、11都市で新築住宅価格が前月比で下落した。下落幅は0.1−0.5%。横ばいは3都市。広州は前月比で0.6%上昇したものの、上昇幅は4カ月連続で縮小している。
前年同月との比較では、一線都市と二線都市で新築住宅価格が上昇する勢いが一段と減速した。うち一線都市は上昇幅が4カ月連続で縮小し、前月を2.6ポイント下回った。二線都市の上昇幅も2カ月連続の縮小で、前月を0.4ポイント下回った。