大和証券キャピタル・マーケッツは最新リポートで、中国のビール大手、青島ビール(
00168)の投資判断を「ホールド」に維持した上で、目標株価を29.80HKドルから33.30HKドルに引き上げた。『経済通』が16日伝えた。
新たなブランド大使の起用や国際展開するレストランチェーンと提携するなど、2016年の同社の広報活動を評価した。ただ、販売量が改善してくるには時間を要するとしている。大和はまた、中国のビールの輸入量が2016年、前年比で20%増加したことを受け、国内の高級ビールメーカーが今後、苦しい展開を強いられる可能性を指摘した。特に同社は中国での消費と高級ビールの生産に注力していることから、同業他社より輸入ビールの影響を受けやすいと指摘した。
青島ビールの16日終値は、前日比0.43%安の34.35HKドル。