10日の香港市場で中国のITサービス会社、デジタル・チャイナ(
00861)が大幅安。投資目的で同社株式を取得した深セン上場企業、広州広電運通金融電子(
002152)が保有株式を大量放出する計画を発表したことが嫌気されている。
広州広電運通金融電子は10日、向こう12カ月にわたり、最大3億株(デジタル・チャイナの発行済み株数の23.6%)の保有株式を売却する方針を明らかにした。投資の現金化が目的で、売却価格の下限は1株につき7.0HKドルとしている。広州広電運通金融電子は上海市場経由で香港株に投資する「港股通」を通じてデジタル・チャイナの株式を買い集め、現時点で保有株数は3億1300万株(同24.7%)に達している。
デジタル・チャイナの株価は日本時間午前11時47分現在、前日比5.83%安の6.79HKドルで推移している。