2017-02-08 |
香港/マーケット/証券 |
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香港寄り付き:続落スタート、中国からの資金流出を懸念
8日の香港市場で、ハンセン指数は続落でスタートした後、下げ幅を広げた。指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.46%安の23224.75ポイントで推移。中国人民銀行(中央銀行)が7日発表した1月末の外貨準備高が約6年ぶりに3兆米ドルの大台を割り込み、中国経済の鈍化懸念を背景とした海外への資金流出に歯止めがかかっていない様子が浮き彫りになった格好。資金流出加速への警戒感から売りが先行している。
個別では、時価総額上位のAIAグループ(
01299)、テンセント(
00700)、チャイナ・モバイル(
00941)や、石油メジャーのCNOOC(
00883)、ペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)が売られ、相場を押し下げた。本土系保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)が反落。中国建設銀行(
00939)など本土銀行株も軟調。半面、ペトロチャイナ系ガス会社の昆侖能源(
00135)、本土不動産株の華潤置地(
01109)が逆行高を演じている。信和置業(
00083)など香港不動産銘柄の一角も堅調。