アジア最大級の化粧品小売チェーン、ササ・インターナショナル(
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主力の香港・マカオ市場で10−12月期の小売・卸売売上高は1.1%増の17億5900万HKドル。既存店売上高は2.0%減少したものの、2016年4−6月から減収幅の縮小傾向が続いている。本土客の来客数の増加を受け取引件数は4.8%上昇した一方、1件当たりの平均販売額は1.6%減少した。顧客ニーズを取り入れた製品ラインアップの調整で販売状況は改善がみられたものの、粗利益率には引き続き下押し圧力がかかっているとした。
12月末時点の店舗数は290店で、9月末から7店舗の純増となった。内訳は、香港・マカオが2店舗の純増、中国本土が3店舗の純増、シンガポールが2店舗の純減、マレーシアが5店舗の純増、台湾が1店舗の純減だった。