広東省の不動産デベロッパー、粤海置地(
00124)は13日大引け後、2016年12月本決算で純利益が1200万HKドル以上は確保できるものの、前年からは大幅に減益となる見通しを発表した。2015年の純利益は1億7500万HKドルだった。ただ、2015年は営業外収益が3億1900万HKドルあり、これを除外すれば1億4400万HKドルの損失だった。
2016年は広州市番禺区の不動産プロジェクト「如英プロジェクト」の不動産販売が安定しており、平均販売価格は前年よりも高かった。また、人民元の対香港ドル相場の下落に伴う為替差損が前年比で減少したことも本業の業績改善につながった。ただ、預金金利が低下したことで、利子収入が減少した。
粤海置地の株価は日本時間午後0時31分現在、前日比4.10%安の1.87HKドルで推移している。