中国建築国際(
03311)は10日大引け後、2016年通期の新規受注額が前年同期比19.5%増の837億7000万HKドルで、上方修正後の通期目標(830億HKドル)を達成したと発表した。
低所得者向け住宅整備(保障性住宅)など中国本土インフラ関連事業の受注額は同26.1%増の577億9000万HKドルだった。一方、建築業務の受注額は5.8%増の228億4000万HKドル。内訳は香港、マカオ、その他がそれぞれ163億4000万HKドル、57億5000万HKドル、7億5000万HKドルだった。このほか、12月末時点の受注残高(傘下の遠東環球集団有限公司を含む)は1538億8000万HKドルとなった。
主な新規受注業務は、貴州省六盤水市に大洞高速道路を建設する官民パートナーシップ(PPP)事業などだった。同事業の受注額は28億6000万HKドル。中国建築国際はまた、2017年の通期目標を900億HKドルに設定した。
中国建築国際の株価は日本時間午後0時30分現在、前日比5.74%高の12.16HKドルで推移している。