11日の香港市場でハンセン指数は続伸でスタートした後、プラス圏で小動き。指数は日本時間午前10時49分現在、前日比0.47%高の22852.40ポイントで推移している。中国の経済指標の改善や新興国から米国への資金還流懸念の後退が引き続き地合いを支える一方、ハンセン指数がこれまでの4連騰で約1カ月ぶりの高値水準にあるだけに利益確定売りが警戒されている。トランプ次期米大統領による当選後初の公式会見を控え、内容を見極めたいという投資家も多い。個別では、NY市場でハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数が4日連続で過去最高値を更新した流れを引き継ぎ、IT大手のテンセント(
00700)が続伸。中国海外発展(
00688)や恒隆地産(
00101)など不動産株が高い。半面、原油安を嫌気してシノペック(
00386)など石油株が売られ、相場の重しとなった。前日に高かったホンコン・チャイナガス(
00003)など香港公益株が反落。