2016-12-20 |
中国/マーケット/証券 |
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★本土前引け:続落、一時節目の3100ポイント割り込む
20日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。前場終値は前日比0.52%安の3102.02ポイントだった。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2188億1200万元。
上海総合指数は小安く寄り付くと、次第に下げ幅を広げる展開。半ばには心理的節目の3100ポイントを割り込む場面も見られた。短期金利の上昇が続くなか、資金ひっ迫が来年2月初めまで続くとの見方が伝わり、市場心理を冷やした。また、朝方発表された人民元売買の基準となる中間レートが元安・米ドル高に設定されたことを受け、資金流出への警戒感も高まった。金融当局はきょう公開市場操作を通じて5日連続で市場に資金投入を実施したが影響は限られた。結局、指数は前引けにかけて下げ幅を縮め、かろうじて節目水準を守って終えている。セクター別では銀行がほぼ全面安となり相場の下げを主導。原油相場の軟調を嫌気し、石油も安い。一方、IT・通信やインフラ建設が買われ、下値を支えた。
上海B株指数は0.61%安の342.56ポイント、深センB株指数は0.38%安の1125.75ポイントだった。