UBSは最新リポートで、ネットイース（09999）の投資判断を「買い」に据え置き、目標株価を206.5HKドルから220HKドルに引き上げた。ネットイースはファンダメンタルズが安定しており、当局による監督・管理の強化リスクはあるものの、市場が不安定な中でディフェンシブ性が高いとの見方を示した。オンラインゲームの売り上げ予想をおおむね維持する一方、教育事業子会社の有道(DAO)の2021−22年売り上げ予想をそれぞれ13.5％、24％引き下げた。これを踏まえ、ネットイースの2021−22年利益予想を0.3％、1.5％下方修正した。『AAストックス』が15日伝えた。

　ネットイースの旗艦ゲーム「夢幻西遊」と「陰陽師」は4−6月期も健全な伸びを維持したと指摘。21年下期のオンラインゲームの売上高は前年同期比37％増、22年は18％増になると予想した。複数の新タイトルが向こう数カ月にわたり業績成長やバリュエーションの上昇をけん引するとの見方を示した。