中国の重電最大手、上海電気集団（02727/601727）は31日朝方、40％出資する連結対象会社の上海電気通訊技術が主要顧客の支払い遅延により、売掛金回収不能のリスクを抱えていることを明らかにした。売掛金が回収できなければ、上海電気通訊技術は貸倒処理と在庫の減損処理を余儀なくされるほか、上海電気集団などの株主や銀行から受けて融資の返済ができなくなる可能性がある。上海電気集団は、現時点ではグループの実際の損失を数値化することはできないとし、関連する最新情報があれば直ちに公表するとした。上海電気集団は関連リスクを管理するために特別ワーキング・グループを設立して調査を開始した。上海電気通訊技術はこのほど、計約44億6295万元の延滞債権を回収するために上海市第2中級人民法院と上海市楊浦区人民法院で複数の民事訴訟を起こした。