香港の市区重建局（URA）は14日、九龍城の盛徳街・馬頭涌道開発プロジェクトを信和置業（00083）と招商局置地（00978）、グレート・イーグル（00041）が設立したコンソーシアム（企業連合）「金威朗有限公司」に発注すると発表した。公開入札で最高額の19億3400万HKドルを提示した金威朗が落札に成功した。

　開発契約に従い、金威朗はプロジェクト内の低層住居フロアに3つの共同住宅を確保し、市区重建局が進める現地「フラット交換」スキームのために取り置いておく。共同住宅の建設コストと総床面積を踏まえ、市区重建局はプロジェクトの住宅価値を1平方フィート当たり4694HKドルと評価している。

　公開入札には金威朗のほかに、新鴻基地産（00016）、ウィーロック・プロパティーズ、新世界発展（00017）、嘉華国際（00173）、長江実業集団（01113）の5社が参加していた。