13日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。前日に1週間ぶり高値で終え、心理的節目の2800ポイントを回復していた反動で、利益確定売りが先行。同水準を割り込んで寄り付いた。指数は日本時間午前10時47分現在、前日比0.61％安の2797.91ポイントで推移。ほぼ全セクターが下げ、造船、証券、保険は軒並み安。前日下げた貴金属・宝飾品が逆行高を演じている。

　13日の深センA株市場では日本時間午前10時35分現在、*ST安徽華信国際控股（002018）が5.41％安と深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の中で値下がり率1位となっている。深センA株銘柄の寄り付き下落率トップ10は次の通り。

◆深センA株銘柄（ストックコネクト対象銘柄）の寄り付き下落率トップ10
　更新時間：2019/8/13 10:35 （日本時間）

  銘柄名                          株価  騰落率

                                  （元） （％）

 1 *ST安徽華信国際控股（002018）   0.700  -5.41%

 2 洽洽食品（002557）             23.980  -5.22%

 3 浙江聚力文化発展（002247）      2.940  -4.23%

 4 海思科医薬集団（002653）       17.160  -3.87%

 5 金安国紀科技（002636）          8.360  -3.69%

 6 大連天神娯楽（002354）          3.040  -3.49%

 7 中航光電科技（002179）         37.760  -3.48%

 8 深ｾﾝ英飛拓科技（002528）        3.960  -3.41%

 9 広東超華科技（002288）          4.500  -3.23%

10 深ｾﾝ市兆新能源（002256）        2.240  -3.03%

　13日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。米中対立の長期化や中国経済の減速懸念に加え、「逃亡犯条例」改正案をめぐり香港で混乱が続く中、リスクを回避する動きが先行。指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.85％安の25605.49ポイントで推移している。

　ハンセン指数構成銘柄はほぼ全面安の展開。時価総額の大きいアジア生保のAIAグループ（01299）、欧州金融のHSBC（00005）が大幅に続落し、指数を押し下げた。本土系不動産デベロッパーの華潤置地（01109）、香港発券銀行の中銀香港（02388）、マカオカジノのサンズ・チャイナ（01928）や、きょう決算発表の万洲国際（00288）、銀河娯楽（00027）が安い。