25日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続伸。終値は前日比0.22%高の24740.16ポイントだった。中国企業指数は0.17%高の8809.72ポイント。メインボードの売買代金は概算で1086億1000万HKドル。
ハンセン指数は小安く寄り付いた直後に下げに転じたものの、前引けにかけて切り返し、後場は小高く推移した。米長期金利の上昇一服を受けて、最近下げが目立っていたハイテク株が買い直されて相場を支えた。ただ、米商務省が24日、事実上の禁輸対象リストである「エンティティー・リスト」に中国企業を追加すると発表したこともあって、米国と中国の関係悪化に対する警戒感が強まり、上値は伸び悩んだ。セクター別では、医療・ヘルスケアと情報技術が上げ、エネルギーが下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株のテンセント(
00700)、アリババ集団(
09988)、小米集団(
01810)が大きく買われた。カジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と銀河娯楽(
00027)は続伸。前日安かった火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も大幅高だった。半面、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)と李寧(
02331)が売られた。電気自動車(EV)メーカーのBYD(
01211)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)も安い。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.05%高の6358.54ポイントと7営業日ぶりに反発。BYDエレクトロニック(
00285)、華虹半導体(
01347)、ビリビリ(
09626)の大幅上昇が目立った。一方、快手科技(
01024)と汽車之家(
02518)が下げた。