9日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.14％安の2909.53ポイントだった。深セン成分指数も0.54％安の9423.97ポイントと反落。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で2206億9300万元だった。

　上海総合指数は安く寄り付くと、序盤は節目の2900ポイントを下回った。米商務省が7日に中国の企業や政府機関など28団体に対して禁輸措置を適用すると発表し、あすから開催される両国の閣僚級協議への期待が後退した。ただ、中国指導部が景気浮揚策を打ち出すとの期待が引き続き支援材料となるなかで下値は限定的。指数は前場中盤にかけて2900ポイントを回復するなど下げ幅を急速に縮め、その後は前日終値を挟んでもみ合いを続けた。

　セクター別では、銀行が高い。米格付け会社のムーディーズが、中国の銀行システムについて安定を維持するとの見通しを示したことが材料視された。貴金属や不動産などが堅調。半面、酒造、航空、通信などが売られた。

　上海B株指数は0.51％安の268.26ポイント、深センB株指数は0.48％安の934.20ポイントだった。

                                 引値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  2909.53     -4.04     -0.14

 上海B株指数                    268.26     -1.38     -0.51

 深セン成分指数                9423.97    -50.78     -0.54

 深センB株指数                  934.20     -4.49     -0.48

 滬深300指数（CSI300指数）     3825.39    -12.29     -0.32

■午後0時までの記事一覧：

【香港】360魯大師控股、公開価格が2.70HKドルに決定
【香港】滔搏国際、公開価格が8.50HKドルに決定
【香港】緑城中国、9月の不動産販売額は前年同月比2.1倍
【香港】融創中国、9月の不動産販売額は18％増
【香港】中国金茂、9月の不動産販売額は83％増
【香港】中国海外宏洋、9月不動産販売額は15％減
【香港】中国海外発展、9月の不動産販売額は29％増
【香港】テンセント、29日連続で自社株買いを実施　
【香港】紫金鉱業集団、カナダ資源大手の第2位株主に
【香港】スカイワース傘下の創維数字、19年1−9月期決算は最大138％増益の見通し
【香港】雅居楽集団、9月の不動産販売額は20％増
【香港】広州富力地産、9月の不動産販売額は前年同月比10％増
【香港】中国平安保険、9月はA株自社株買いを実施せず
【香港】北京金隅、環境子会社の権益49％を譲渡へ

【中国】重慶長安汽車、9月の自動車販売台数は18％減
【中国】牧原食品、19年7−9月期は純利益3倍超の見通し
【中国】チェンミン・ペーパー、19年1−9月期決算は大幅減益の見通し
【中国】人民元の9日の基準値は1米ドル＝7.0728元、前日比で0.003％元安
【中国】中通客車控股、1−9月のバス販売台数は31％増
【中国】美的集団、9月は自社株買いを実施せず
【中国】上工申貝、A株140万株の自社株買いを実施
【中国】深セン市皇庭国際企業、A・B株470万株の自社株買いを実施
【中国】国慶節連休の鉄道旅客数は5.4％増、事前予想下回る
【中国】中国商務部、米禁輸措置追加の中国28団体　「速やかにリストから除外を」
【中国】飛亜達、B株740万株の自社株買いを実施
【中国】蘇寧易購集団、9月末までに自社株買いを実施せず