7日の中国本土株式市場で上海総合指数は反落して始まった。指数は前日まで3日続伸し、終値で2月27日以来1週間ぶりの高値を付けた後とあって、週末を前に利益確定の売りが優勢となっているもよう。また、米国の雇用統計や中国の貿易統計、物価統計の発表を控えて様子見ムードも強まっている。

　指数は日本時間午前10時35分現在、前日比0.24％安の3372.89ポイントで推移している。セクター別では、保険や証券が全面安となっているほか、不動産開発や不動産サービスも安い。半面、バッテリー素材や非鉄金属、インターネットサービスなどが買われている。

　7日の香港市場でハンセン指数は反落して始まった。前日のハンセン指数は続伸して心理的節目の24000ポイントを上抜け、終値ベースで2022年2月17日以来3年超ぶりの高値を付けただけに、利益確定売りが相場の重荷となっている。6日の米株式相場の反落も地合いを悪化させた。

　指数は日本時間午前10時33分現在、前日比1.06％安の24110.83ポイントで推移している。個別では、前日大引け後に2024年12月本決算を発表したJDドットコム（09618）と京東健康（06618）が大幅安。香港コングロマリットの長江和記実業（00001）、中国ネット通販大手のアリババ集団（09988）と子会社の阿里健康（00241）も安い。半面、香港公益株の電能実業（00006）、石炭株の中国神華能源（01088）が買われている。

上海総合指数
　始値：3373.18ポイント
　前日比：-7.92ポイント
　騰落率：-0.23％

上海B株指数
　始値：266.10ポイント
　前日比：-0.14ポイント
　騰落率：-0.05％

深セン成分指数
　始値：10858.78ポイント
　前日比：-39.97ポイント
　騰落率：-0.37％

深センB株指数
　始値：1220.38ポイント
　前日比：-1.24ポイント
　騰落率：-0.1％

滬深300指数（CSI300指数）
　始値：3944.91ポイント
　前日比：-11.33ポイント
　騰落率：-0.29％