週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続落。前場終値は前営業日比0.47％安の21090.70ポイントだった。中国企業指数は0.12％安の7117.74ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で606億4000万HKドル。

　ハンセン指数は安く始まり、じりじりと下げ幅を縮小する展開。米連邦準備理事会（FRB）が利上げ停止や利下げ転換を先延ばしするとの観測が広がり、序盤は幅広いセクターで売りが先行した。ただ、中国当局による金融緩和の拡大への期待から買いも入り、始値で割り込んでいた心理的節目の21000ポイントを回復して前場の取引を終えた。

　個別では、2営業日ぶりに取引を再開した不動産投資信託のLink REIT（00823）が12.50％安。既存株主に割安な価格で新株を購入する権利（新株予約権）を与える「ライツイシュー」の計画を上場以降で初めて発表し、嫌気した売りが出た。香港不動産株の新世界発展（00017）、恒基兆業地産（00012）、恒隆地産（00101）、九龍倉置業地産（01997）、新鴻基地産（00016）もそろって下落した。前日に2022年12月期業績見通しを発表した舜宇光学科技（02382）も安い。一方、中国内需関連の海底撈国際（06862）、華潤ビール（00291）が買われた。テック株の百度（09888）と石油株のCNOOC（00883）は反発した。

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ハンセン指数
　引値：21090.70ポイント
　前日比：-99.72ポイント
　騰落率：-0.47％

中国企業指数
　引値：7117.74ポイント
　前日比：-8.45ポイント
　騰落率：-0.12％

レッドチップ指数
　引値：3991.95ポイント
　前日比：26.37ポイント
　騰落率：0.66％