13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.53%高の3566.52ポイントだった。深セン成分指数は0.18%高の15189.29ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2202億3700万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、ほどなくして上昇に転じるとプラス圏でもみ合った。後場に入ると上昇幅をじりじりと拡大し、きょうの高値圏で取引を終えた。前日のNY市場でダウ平均とナスダック総合指数が過去最高値を更新したことが相場の地合いを良くした。また、きょう発表された中国の6月米ドル建て貿易統計は輸出入ともに市場予想を上回り、投資家心理を支えた。ただ、15日には2021年4−6月期国内総生産(GDP)など主要経済指標の発表が予定されていることもあり、上値を追う動きは勢いが限られた。
セクター別では、酒造や石炭がほぼ全面高。ガラスや電力、環境関連なども買われた。半面、造船や電子部品、証券などが安い。
A株市場では、民営ネットワークセキュリティー会社の啓明星辰信息技術集団(
002439)がストップ高。自動車部品メーカーの国軒高科(
002074)や安徽中鼎密封件(
000887)なども高い。世界最大の白物家電メーカーである海爾智家(
600690)や風力発電設備メーカー大手の新疆金風科技(
002202)などもしっかり。半面、清華大学系の半導体メーカーである紫光国芯微電子(
002049)が6%超安。接続ケーブル製造大手の立訊精密工業(
002475)やスマホ用光電子部品大手の欧菲光集団(
002456)、LED用チップメーカーの三安光電(
600703)も安い。
上海B株指数は0.82%高の264.64ポイント、深センB株指数は0.56%高の1247.03ポイントだった。