28日の香港市場でハンセン指数は続落して始まった。世界各地で新型コロナウイルスの感染が再拡大しているほか、米大統領選を前に警戒感も強まっており、売りが優勢となっている。ただ、中国では中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議（5中全会）が26−29日の日程で開かれており、政策期待が根強いほか、決算発表の本格化を受けて個別物色の動きも強まっている。

　指数は日本時間午前10時43分現在、前日比0.30％安の24711.80ポイントで推移している。個別では、HSBC（00005）や中国平安保険（02318）が売られている半面、アリババ集団（09988）やテンセント（00700）が高い。万洲国際（00288）が大きく買われている。

　28日の中国本土株式市場で上海総合指数は小幅に続伸して始まった。中国共産党の第19期中央委員会第5回全体会議（5中全会）が開催中とあって、政策期待が根強い。ただ、欧米での新型コロナウイルス感染の再拡大や、米中関係の悪化に対する警戒感もくすぶり、上値は伸び悩んでいる。

　指数は日本時間午前10時42分現在、前日比0.10％高の3257.58ポイントで推移。セクター別では、酒造や化学肥料、食品・飲料が上げる半面、軍需関連、通信、ソフトウエアが下げている。

                        終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       39.57     1.01     2.62%

COMEX金 中心限月       1911.90     6.20     0.33%

LME銅 3カ月物          6794.52   -13.56    -0.20%

LMEアルミ 3カ月物      1816.15   -11.20    -0.61%