■キングソフト（03888）：2020年1−3月期決算は売上高（継続事業のみ）が前年同期比32.0％増の11億7100万元、純損益が630万元の黒字（前年同期は6800万元の赤字）だった。

■石薬集団（01093）：きょう2020年1−3月期決算を発表する。

■BYD（01211/002594）：半導体事業子会社の比亜迪半導体（BYDセミコンダクター）が戦略投資家14社から計19億元の出資を受け入れると発表した。比亜迪半導体に戦略投資家を迎え入れて内部再編を進め、その後に上場を目指す方針。

　27日の香港市場は前日の米株高を好感して堅調か。休場明け26日のNY株式相場は上昇。経済活動の再開や米バイオ企業のノババックスがコロナウイルスワクチンの臨床試験を開始したことが好感された。ダウ平均は529.95米ドル高（＋2.17％）の24995.11米ドルと3日ぶりに反発。一時、711米ドル高の25176.42米ドルまで上昇し、3月10日以来、2カ月半ぶりに25000米ドルを回復した。

　ただ、中国の全国人民代表大会（全人代、国会に相当）で審議されている香港版国家安全法を巡り、米国が中国企業に制裁措置を検討していると伝わっており、米中関係の一段の悪化が懸念される。また、ハンセン指数は前日に心理的節目の23000ポイントを回復し、2％近く上昇しており、利益確定売りが相場の重しとなりそうだ。

　前日の香港株の米国預託証券（ADR）は、テンセント（00700）やAIAグループ（01299）、中国建設銀行（00939）などが香港終値を下回って引けている。

　香港証券取引所は26日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　86億5207万HKドル
　　　　　買い代金　54億7422万HKドル
　　　　　売り代金　31億7785万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 美団点評（03690）                    726      509

  2 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                       674      515

  3 新東方在線科技（01797）              491      220

  4 微盟集団（02013）                    437      304

  5 中国飛鶴（06186）                    337      309

  6 SMIC（00981）                        288      173

  7 小米集団（01810）                    278      214

  8 香港証券取引所（00388）              252      230

  9 微創医療科学（00853）                223      145

 10 薬明生物技術（02269）                149      144
   *金額単位は百万HKドル