17日の中国本土株式市場で上海総合指数は4日ぶりに小反発。終値は前日比0.05%高の3075.50ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の10954.39ポイントと4日続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6074億1600万元だった。
上海総合指数は序盤に上げ幅を拡大。寄り付き後に発表された中国の12月主要経済指標や2019年10−12月期の経済成長率を好感すると、3090ポイントを上回る水準まで上昇した。ただ、その後はイベント通過後の一服感が広がるなかで、目先の利益を確定する売りが優勢。中盤以降は前日終値を挟んでもみ合いを続けた。セクター別では、ソフトウエア、通信、証券などが堅調。半面、造船、電子部品、電子・ITなどが売られた。
A株市場では、自動車・電池メーカーのBYD(
002594)が高い。独フォルクスワーゲンが出資するとの報道が伝わった車載リチウム電池メーカーの国軒高科(
002074)がストップ高。通信機器大手の中興通訊(
000063)、医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(
600276)、大手厨房機器メーカーの杭州老板電器(
002508)などが大きく買われた。半面、生保大手の中国人寿保険(
601628)が安い。監視カメラ大手の杭州海康威視数字技術(
002415)、乳製品大手の内蒙古伊利実業集団(
600887)がさえなかった。
上海B株指数は0.78%高の260.15ポイントと6営業日ぶりに反発。深センB株指数は0.25%高の1000.02ポイントと3日続伸した。