2019-01-30 |
香港/IPO紹介/サービス |
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猫眼娯楽:中国で映画チケット販売サイトを運営、テンセントや美団点評が出資
◇猫眼娯楽
◇Maoyan Entertainment
◇香港その他:01896
◆公開株式数:1億3238万株
◆公募株式数:1324万株
◆オーバーアロットメント・オプション:最大1986万株
◆上場日:2月4日
◆公開価格レンジ:14.80−20.40HKドル
◆会社概要
中国で映画チケットのオンライン販売を手掛ける。オンライン販売では国内最大手で、総取引額(GMV)の市場シェアは61%(18年1−9月期)。コンサートやスポーツなど映画以外のイベントのチケットも取り扱い、市場シェアで2位にランクされる。大株主である美団点評(
03690)とテンセント(
00700)のアプリを通じて集客するビジネスモデル。映画をはじめとする娯楽コンテンツのプロモーション活動もネットを通じて展開する。映画のオンラインコミュニティも運営し、平均月間利用者数(MAU)ベースで国内最大級。
◆18年1−9月期決算:赤字継続
売上高は前年同期比99.6%増の30億6200万元、純損失は1億4400万元となり、前年同期の1億5200万元からやや縮小。ただ、税引き前損失は1億4500万元と、前年同期の9500万元から増加した。主力事業が拡大したものの、これに伴う売上原価の増加が響いた。売上高全体の6割を占めるオンラインチケット販売部門は同業の「微影」の買収などで事業が拡大し86%の増収。同3割を占める娯楽コンテンツサービス部門も認知度が高まる中で122%の増収となった。一方、事業の急拡大でチケット販売システムの運営コストが増加。娯楽コンテンツサービスでは宣伝費が383%増加し重荷となった。全体の粗利益率は64%と前年同期から5ポイント低下した。
◆今後の計画
正味調達額は21億8270万HKドルに上る見通し(公開価格レンジ中間値の17.60HKドルで計算)。全体の30%に当たる6億5480万HKドルを運営プラットフォームのアップグレードに投じ、コンテンツの充実化やサービスの向上を推進。また、研究開発や技術インフラの構築、データ分析の強化に同30%相当、香港に上場するメディア会社の歓喜伝媒(
01003)への出資など、事業投資や買収資金にも同30%相当を投入する。残り10%相当の2億1830万HKドルを運転資金に充てる。
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