中国の自動車・電池メーカー、BYD（01211/002594）は19日、セダン「秦」の新シリーズ「秦PLUS栄耀版」の発売を発表した。メーカー指導小売価格はプラグインハイブリッド（PHV）の「秦PLUS DM-i」が7万9800元から、純電気自動車（BEV）の「秦PLUS EV」が10万9800元からとなっている。複数の現地メディアが20日伝えた。

　BYDの公式ミニブログによると、「秦PLUS栄耀版」は「電比油低」（ガソリン車よりもEVが安い）をキャッチフレーズとしている。DM-i車種が7万元台、EV車種が10万元台に突入し、主流合弁ブランドのガソリン車の販売価格を下回った。

　一方、国内のSNSでは一時、「BYD値下げ」のキーワード検索が急増。「秦PLUS栄耀版」は前シリーズの「秦PLUS冠軍版」より全種車で販売価格がおおむね2万元低く設定されている。