23年1−3月期の世界スマホ出荷14.6%減、小米集団のシェア縮小=IDC
米調査会社IDCが27日発表した2023年1−3月期(第1四半期)の世界スマートフォン出荷台数(速報値)は、前年同期比14.6%減の2億6860万台だった。下落率はIDC予想の12.7%より大幅で、7四半期連続の前年同期割れとなった。需要の低迷とインフレ、景気の先行き不透明感が引き続き下押し要因。IDCは、スマホ流通在庫の圧縮が進んでいると指摘し、出荷数が第3四半期に増加へ転じ、休日が多い第4四半期には2桁成長が期待できるとの予測を示した。
メーカー別ランキングは、韓国サムスンが前年同期比18.9%減の6050万台で首位を守ったものの、市場シェアは前年同期の23.7%から22.5%に縮小した。2位の米アップルは出荷台数が5520万台と下落率が2.3%にとどまり、市場シェアは18.0%から20.5%に拡大した。
3位の小米集団(01810)は23.5%減の3050万台に落ち込んだ、減少率じゃ上位5社のなかで最も大きく、市場シェアは12.7%から11.4%に縮小した。4位の中国OPPOは6.7%減の2740万台(市場シェアは10.2%)、5位の中国vivoは18.8%減の2050万台(市場シェアは7.6%)だった。
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