中国オンラインゲーム会社のネットドラゴン（00777）は8日、教職者向け交流プラットフォーム運営の米Edmodo Inc.を買収すると発表した。ネットドラゴン子会社のベストアシスタント・エデュケーションオンライン・リミテッドがEdmodoを全額出資子会社化する。ネットドラゴンは世界的なオンライン教育コミュニティーの構築を経営戦略に掲げており、Edmodoは15年に買収した英プロメシアン・ワールドに続く海外展開となる。

　Edmodo買収額は1億3750万米ドル。うち1億2250万米ドルはベストアシスタントが新たに発行する優先株を代価とする。残る1500万米ドルは現金で支払う（Edmodoがベストアシスタントから借り入れる500万米ドルの相殺分も含む）。買収手続き完了には、関連当局の認可と、Edmodo株主の承認が必要となる。

　Edmodoは初等教育学校の教師が児童、保護者、運営機関と交流・協力できるプラットフォームを無料で提供する。登録利用者は9000万人を超え、日本を含む192カ国の40万校で活用されている。2017年12月期の業績は売上高が100万米ドル、純損益が1950万米ドルの赤字。

　ネットドラゴンの株価は日本時間午前11時47分現在、前営業日比3.59％高の19.06HKドルで推移している。