中国の動画中継プラットフォーム「闘魚」は大株主であるテンセント（00700）から6億3000万米ドルの追加出資を受けた。「闘魚」の最高経営責任者（CEO）である陳少傑氏が8日に明らかにした。「闘魚」が過去に5度の資金調達を行っており、うち2度にテンセントが参加している。陳CEOは、今回調達した資金をテンセントのゲーム中継に投じ、ゲーム事業と動画中継事業の戦略提携を進める考えを示した。『中国証券報』が9日伝えた。

　「2017中国モバイル・インターネット年度報告」によると、「闘魚」は年間ネット中継ランキングで、同業の歓聚時代（YY）を0.3％の僅差で抑えて首位となった。「闘魚」公式サイトによると、運営元は武漢闘魚網絡科技有限公司で、2014年から現在の名称となった。ゲームをプレーする様子のライブ中継を中心に、スポーツや芸能、娯楽など実況をネット配信する。