中国の乗用車メーカー団体である乗用車市場信息聯席会(CPCA)は9日、2025年12月の狭義での乗用車(セダン、多目的車=MPV、スポーツ多目的車=SUV)の小売台数が前年同月比14.0%減の221万1000台だったと発表した。CPCAは、大多数の省で自動車の買い替えを促進する補助金制度が大きく見直されたことで消費者が様子見姿勢を強め、自動車販売が下押しされたとの見方を示した。25年通年の販売台数は前年比3.8%増の2374万4000台だった。
12月の中国ブランド乗用車の小売台数は前年同月比11.0%増、前月比2.1%減の146万台となり、市場シェアは64.3%で前年同月から2.2ポイント拡大した。25年平均でのシェアは65%と4.8ポイント拡大した。特に吉利汽車(
00175)、重慶長安汽車(
000625/
200625)、長城汽車(
02333/
601633)のシェア拡大が目立った。
一方、主要合弁ブランド乗用車の販売台数は同27.0%減、前月比5.0%増の51万台。市場シェアは独中合弁車が14.9%(前年同月比1.3ポイント低下)、日中合弁車が12.1%(同1.3ポイント低下)、米中合弁車が6.8%(同0.2ポイント上昇)だった。
12月の新エネルギー車(NEV)タイプの乗用車は、小売台数が前年同月比2.6%増、前月比1.2%増の133万7000台だった。市場シェアは59.1%で前年同月から9.6ポイント拡大した。卸売台数は前年同月比3.3%増、前月比8.4%減の156万3000台だった。25年通年ではそれぞれ17.6%増の1280万9000台、25.2%増の1531万9000台となった。輸出台数は前年同月比119.8%増、前月比4.0%減の27万3000台。
CPCAの予測では、26年の中国乗用車市場は、「前半高・中盤低迷・後半回復」というU字型の推移をたどる見通し。国内小売台数は25年からほぼ横ばいになるとみている。輸出は引き続き10%超の成長を維持するものの、国内では在庫調整圧力がなお大きく、乗用車メーカーの卸売台数は全体として1%増にとどまるとの予測を明らかにした。