HSBCグローバル・リサーチは最新リポートで、アリババ集団(
09988)の投資判断を「買い」、目標株価を200HKドルに据え置いた。2025年7−9月期決算について、クラウド事業の売上高が前年同期比34%増と成長が加速した点を評価した。人工知能(AI)の強い需要が追い風となり、クラウド事業は今後も堅調な成長を続けるとの見方を示した。AI関連の旺盛な需要によって業務量の積み上がりが拡大しており、需要が供給を上回る状況が続いていることから、中長期の成長余地は大きいとした。アリババ集団の2026−28年3月期通期のクラウド事業売上高予想を2%−6%上方修正した。『AAストックス』が26日伝えた。
HSBCは、アリババ集団の即時小売り(クイックコマース)事業についても、顧客管理収入(CMR)の伸びが続くと予想。特にスーパーマーケット、食品、医療保健分野での拡大が期待されるとした。一方で、比較対象が高水準だった反動を考慮し、2026−28年3月期通期の顧客管理収入(CMR)と淘天集団(淘宝・天猫グループ)のEBITA(利払い・税引き・一部償却前利益)予想は下方修正した。
また、26年3月期通期の利益予想については、「その他事業」の損失が想定より小さかったことを織り込み、小幅に上方修正した。ただ、AIへの投資拡大が続くため、「その他事業」の損失は今後徐々に拡大する見通しだと指摘した。