野村インターナショナルは最新リポートで、中国の高級電気自動車(EV)メーカー、蔚来集団(
09866)の投資判断を「中立」、米国預託証券(ADR)の目標株価を8.4米ドルに据え置いた。蔚来集団の2025年7−9月期業績について、調整後営業損失率が市場予想より良かったものの、会社側が示した10−12月期の出荷台数見通しは予想を下回ったと指摘した。『インフォキャスト』が26日伝えた。
野村は、7−9月期の売上高が前年同期比17%増の218億元となり、会社側の予想レンジにわずかに届かなかったほか、出荷台数が8万7000台と予想レンジの下限にとどまったと指摘。一方、粗利益率は13.9%と前年同期から3.1ポイント上昇。自動車部門の粗利益率も1.6ポイント上昇の14.7%となり、野村予想と市場予想をともに上回ったとした。
また、7−9月期の出荷台数は前四半期比21%増、自動車売上高は19%増だったのに対し、売上原価の伸びは13%にとどまり、コスト削減が進んだと評価。販売費、一般管理費、研究開発費の抑制も寄与し、調整後営業損失率は前四半期から改善した。純損益は37億元の赤字だったが、赤字幅は前年同期比、前四半期比でともに29%縮小した。