| 2025-10-13 |
香港/マーケット/証券 |
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香港前引け:大幅に6日続落、ほぼ全面安 米中の対立激化を警戒
週明け13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続落。終値は前営業日比3.49%安の25373.43ポイントだった。中国企業指数3.48%安の9032.27ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で2818億2000万HKドル。
ハンセン指数は50日移動平均線(前引け時点で25792.53ポイント)を割り込んで寄り付き、次第に下げ幅を拡大。ほぼ全面安となり、前場の安値圏で引けた。トランプ米大統領が10日、「中国が貿易問題で極めて強硬な姿勢を取った」として11月1日から中国からの輸入品に100%の関税を上乗せすると発表したことで、貿易を巡る中国との対立激化を警戒する売りが膨らんだ。中国の今後の行動や変更次第では実施時期を早める考えを明らかにした。中国商務部は12日、米国が追加関税を実施すれば「断固とした相応の措置をとる」と表明した。
個別では、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)と無錫薬明康徳新薬開発(
02359)、光学部品の舜宇光学科技(
02382)、スマートフォン大手の小米集団(
01810)の下げがきつい。ガラスメーカーの信義光能(
00968)と信義ガラス(
00868)、電子機器受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)、ショート動画プラットフォームの快手科技(
01024)も大幅に続落した。一方、前週に非公開化計画を明らかにしたハンセン銀行(
00011)が小幅ながら上昇した。