| 2025-09-25 |
中国/マーケット/証券 |
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本土前引け:続伸、利益確定売りも政策期待などが支え
25日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。前場終値は前日比0.16%高の3859.62ポイントだった。深セン成分指数は1.14%高の13508.98ポイント。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で1兆5429億元だった。
上海総合指数は小安く寄り付くと、前場半ばまでは前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、その後はプラス圏でもみ合った。高値警戒感から利益確定売りが重しとなったものの、中国当局の景気支援策や株式市場への資金流入に対する根強い期待が地合いを支えた。中国商務部などは24日、デジタル消費を本格的に拡大し、「デジタル時代の豊かな生活」を目指す指導意見を公表したほか、サービス輸出拡大を狙った13の政策措置を発表した。
セクター別では、ゲームが全面高。中国当局が9月に国産ゲーム145本と輸入ゲーム11本の商用化を認可したことが材料視された。バッテリー素材、インターネットサービス、電源サービスなど高い。半面、自動車サービスが全面安となったほか、貴金属、海運・港湾運営、宝飾品、ガスなどが下げた。
上海B株指数は0.18%高の261.20ポイント、深センB株指数は0.18%安の1351.60ポイントだった。