吉利汽車集団の淦家閲最高経営責任者(CEO)は、9日の2025年度経営業務大会で、人工知能(AI)インテリジェント化戦略を3月初旬に対外発表すると明らかにした。「吉利はスマートカーAI技術のリーダーとなり、ユーザーにこれまでにないインテリジェント化体験を提供する」と淦CEOは述べた。『IT之家』が10日伝えた。
吉利汽車集団は吉利汽車(
00175)やLynk & Coなどを統括している。『IT之家』のこれまでの報道によると、吉利汽車は中国発の大規模言語モデル「DeepSeek-R1」の認知能力と、吉利のスマートカー全分野AI技術体系を深く融合させることで、スマートカーのヒューマンマシンインタラクションとスマートドライビングを再定義し、スマートカー分野でのAI技術の普及を共同で促進する。吉利はDeepSeek-R1モデルを基盤に、「星睿自動車制御FunctionCall大規模モデル」や「自動車アクティブインタラクションエッジ大規模モデル」などの蒸留(既存のオープンソースAIを「先生役」とするAIの学習手法)トレーニングを進めていくという。
吉利汽車の株価は日本時間午後0時46分現在、前営業日比1.13%安の17.52HKドルで推移している。