休場明け3日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は4営業日ぶりに反落。前場終値は前営業日比0.74%安の20075.95ポイントだった。中国企業指数は0.81%安の7322.28ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で786億7000万HKドル。
ハンセン指数は前週末の米株安の流れを引き継ぎ、下落してスタート。トランプ米大統領が1日、中国などに追加関税を課す大統領令に署名したことで、「関税は他国との交渉材料に過ぎない」とみていた投資家が幅広いセクターで売りを出したもよう。もっとも、下値は限定的。寄り付き直後に割り込んだ心理的節目の20000ポイントを回復して前場の取引を終えた。
個別では、生活アプリ運営の美団(
03690)が売られて相場の重荷だった。朝方に2024年10−12月期決算を発表したカジノ株のサンズ・チャイナ(
01928)と、同業の銀河娯楽(
00027)がともに大幅反落。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、新興電気自動車メーカーの理想汽車(
02015)、中国検索サービス大手の百度(
09888)も売られた。半面、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が急反発した。中国ネット通販大手のアリババ集団(
09988)、パソコン大手のレノボグループ(
00992)も高い。