マカオのカジノ運営会社、澳門博彩控股(
00880)の傘下でホテルなどを運営するSJMリゾーツはこのほど、4月1日から、従業員の99%が対象となる賃上げを実施すると発表した。月給1万6000パタカ以下の従業員は3.75%(600パタカ)超引き上げ、1万6000パタカ超の従業員は2.5%昇給する。SJMリゾーツは賃上げに先立ち、全従業員に給与1カ月分に相当する特別裁量ボーナスを支払うことも発表している。20日付『香港経済日報』が伝えた。
サンズ・チャイナ(
01928)は3月から、銀河娯楽(
00027)は4月からの賃上げをそれぞれ発表しており、引き上げ幅はSJMリゾーツとほぼ同水準。ボーナスについては、これら3社にウィン・マカオ(
01128)、メルコ・インターナショナル(
00200)、MGMチャイナ(
02282)を含むカジノ運営大手6社が2024年末、従業員に対し今年1月に給与1カ月分を支払うと発表している。