週明け13日の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続落。終値は前営業日比1.00%安の18874.14ポイントだった。中国企業指数は0.79%安の6843.71ポイント。メインボードの売買代金は概算で1340億4000万HKドル。
ハンセン指数は始値で心理的節目の19000ポイントを割り込み、朝方には下落率が2%に迫る場面があった。その後は下げ幅をじりじりと縮小したものの、終値ベースで昨年9月23日以来およそ3カ月半ぶりの安値を付けた。10日発表の2024年12月の米雇用統計が市場予想より強い結果となり、米連邦準備理事会(FRB)の利下げペースが鈍化するとの見方から売りが優勢となった。前週末のNY株式相場は大幅安となったことで、運用リスクをとりにくくなった。セクター別では一般消費財と工業、金融が安かった半面、エネルギーが買われた。
ハンセン指数構成銘柄では、白物家電の海爾智家(
06690)とスマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)が大幅に続落した。香港公益株の香港鉄路(
00066)、長江インフラ(
01038)も安い。前週末大引け後に12月の出荷量を発表した光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)は反落した。一方、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が6%超高と続伸。医薬品ネット通販の阿里健康(
00241)と京東健康(
06618)、石油大手のペトロチャイナ(
00857)とCNOOC(
00883)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.91%安の4221.92ポイントと続落。半導体製造装置のASMPT(
00522)、ライブコマースの東方甄選(
01797)が大幅安だった。一方、SMICと同業の華虹半導体(
01347)が高い。