2025-01-07 |
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NY市況(6日):ダウ25米ドル安と小幅反落、半導体株が買われS&P500とナスダックが続伸
6日のNY株式相場は高安まちまち。台湾・鴻海精密工業の好決算を受けてエヌビディアなどの半導体株が軒並み高となったことや、『ワシントンポスト』が、トランプ次期政権の導入する関税は予想より小さいものになると報道したことがセンチメントの改善につながったものの、米10年債利回りが先週末の4.595%から一時4.644%まで上昇したことが重しとなった。
ダウ平均は上昇してスタートすると、一時383米ドル高まで上昇したが、終盤に120米ドル安まで下落し、25.57米ドル安(-0.06%)と小幅に反落して終了。S&P500とナスダック総合はともに1%超上昇後に上昇幅を縮小したものの、それぞれ0.55%高、1.24%高で終了し、ともに2営業日続伸した。S&P500の11セクターはコミュニケーション、IT、素材、一般消費財など5セクターが上昇し、不動産、公益、生活必需品、金融など6セクターが下落した。
鴻海精密工業が5日に発表した2024年10−12月期決算は、AI向けサーバーの好調を受けて売上高が過去最高を記録した。半導体株はエヌビディアが3.43%高と大幅に3営業日続伸し、2カ月ぶりに終値の過去最高値を更新。このほか、マイクロン・テクノロジーが10.45%高と急伸し、スーパー・マイクロ・コンピューターが9.36%高、KLAが5.07%高と軒並み大幅高だった。
フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.84%高と大幅に3日続伸した。世界的な貿易戦争が回避されるとの期待から自動車株も上昇。ゼネラル・モーターズが3.40%高となったほか、フォードも0.40%上昇した。