週明け6日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前営業日比0.36%安の19688.29ポイントだった。中国企業指数は0.33%安の7135.48ポイント。メインボードの売買代金は概算で1216億3000万HKドル。
ハンセン指数は続伸して始まった後、前場は前週末終値を挟んで一進一退の展開。後場はマイナス圏の狭いレンジで推移した。前週末の米株式相場の反発を受けた買いが先行したものの、中国景気に対する根強い先行き不安からの売りが次第に優勢となった。トランプ次期大統領の就任を今月20日に控え、人民元の対米ドル相場の下落と中国本土の株安も警戒されたもよう。セクター別では必需消費財と一般消費財が下落した半面、エネルギーが上昇した。
ハンセン指数構成銘柄では、ビール大手の華潤ビール(
00291)とバドワイザーAPAC(
01876)、ボトル入り飲料水大手の農夫山泉(
09633)が大幅に下落。アルミメーカーの中国宏橋(
01378)、海運大手の東方海外(
00316)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)も安い。一方、太陽光パネル用ガラスメーカーの信義光能(
00968)が大幅に続伸した。医薬品ネット通販の京東健康(
06618)、医薬品卸売りの国薬控股(
01099)も買われた。
ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.18%安の4395.08ポイントと反落。ライブコマースの東方甄選(
01797)の下げがきつい。生活アプリ運営の美団(
03690)も売られた。半面、電気自動車メーカーの蔚来集団(
09866)と小鵬汽車(
09868)が高い。オンライン旅行会社の同程旅行(
00780) は続伸した。