週明け6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日続落。終値は前営業日比0.14%安の3206.92ポイントだった。深セン成分指数は0.12%安の9885.65ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆586億3300万元だった。
上海総合指数は総じてマイナス圏で推移し、心理的節目の3200ポイントを挟んでもみ合った。午前中に発表された12月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が前月比で改善したことを受けてプラス圏に浮上する場面もあったが、勢いは続かなかった。トランプ米次期大統領の就任を今月20日に控え、米国の対中政策を巡る警戒感から、リスク回避の動きが重荷となった。終値ベースで昨年10月17日以来、およそ2カ月半ぶりの安値を連日で更新した。
セクター別では、商業・百貨店、酒造、食品・飲料、光学光電子などが安い。半面、製薬、医薬品販売、電源設備、化学原料などが買われた。
A株市場では、小売りの永輝超市(
601933)、王府井集団(
600859)が続落。酒造の貴州茅台酒(
600519)、瀘州老窖(
000568)、製紙のチェンミン・ペーパー(
000488)、自動車ベーカーの広州汽車集団(
601238)なども下げが目立った。半面、バスメーカーの鄭州宇通客車(
600066)、製薬の上海復星医薬(
600196)、華潤三九医薬(
000999)、江蘇恒瑞医薬(
600276)、銀行株の寧波銀行(
002142)、興業銀行(
601166)、風力発電設備メーカーの金風科技(
002202)などが買いを集めた。
上海B株指数は0.26%高の259.80ポイント、深センB株指数は0.45%安の1189.32ポイントだった。