12日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3日続伸。終値は前日比0.85%高の3461.50ポイントだった。深セン成分指数は1%高の10957.13ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆8669億900万元だった。
上海総合指数は小安く寄り付いた後、前日終値を挟んだ一進一退の展開だったが、中盤に上向きに転じ、もみ合いながら上げ幅を拡大した。中国指導部が来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が11日に開幕したとみられており、金融緩和や財政出動などへの根強い期待が買いを支えたもよう。
セクター別では、医薬品販売が全面高。商業・百貨店、食品・飲料、内装・建材、観光・ホテルなども買われた。半面、半導体、光学光電子、電機、鉄鋼などが下げた。
A株市場では、内需関連株の上昇が目立った。スーパーマーケット大手の永輝超市(
601933)がストップ高を付けたほか、百貨店チェーンの王府井集団(
600859)、教育関連の中公教育科技(
002607)、食品メーカーの洽洽食品(
002557)、旅行代理店の中青旅控股(
600138)、建材メーカーの北新集団建材(
000786)、ゲーム関連の奥飛娯楽(
002292)なども大幅高。半面、自動車関連の上海汽車集団(
600104)、鄭州宇通客車(
600066)、鉄鋼メーカーのアンガン・スチール(
000898)、テック株の科大訊飛(
002230)、TCL科技集団(
000100)、欧菲光集団(
002456)などが売られた。
上海B株指数は0.22%高の282.91ポイント、深センB株指数は0.9%高の1256.20ポイントだった。