11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前日比0.94ポイント安の20310.34ポイントだった。中国企業指数は6.06ポイント高の7312.22ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で718億HKドル。
ハンセン指数は反発して始まったものの、次第に失速。前日終値をわずかに割り込んで前場の取引を終えた。中国指導部が来年の経済政策の方針を決める中央経済工作会議が11−12日にも開かれると伝わり、結果を見極めたいとのムードが広がった。11月の米消費者物価指数(CPI)がきょう夜に発表されることもあって、方向感を欠いた相場展開となった。
個別では、保険株の中国平安保険(
02318)、中国人寿保険(
02628)、AIAグループ(
01299)が下落し、相場の重荷となった。電動工具の創科実業(
00669)は大幅に続落。香港不動産デベロッパーの新鴻基地産(
00016)と恒基兆業地産(
00012)、ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)。中国ネット通販大手のJDドットコム(
09618)も売られた。半面、内需関連の買いが目立ち、海底撈国際(
06862)、農夫山泉(
09633)、中国蒙牛乳業(
02319)が3%超上昇。都市ガスの新奥能源(
02688)、スマートフォン部品・受託製造のBYDエレクトロニック(
00285)も高い。