週明け2日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前営業日比1.13%高の3363.98ポイントだった。深セン成分指数は1.36%高の10756.55ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆7867億1400万元だった。
上海総合指数は序盤に上げ幅を拡大すると、その後もプラス圏で堅調に推移し、終値は11月21日以来の高値だった。官民発表の2024年11月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)がともに市場予想を上回ったことが好感されたほか、来年の経済運営の基本方針を決める中央経済工作会議が今月開催されるとあって、政策期待も相場の支えとなった。セクター別では、自動車や自動車サービス、造船、電機がほぼ全面高となるなど、幅広いセクターで買いが優勢だった。半面、銀行の一角が売られた。
A株市場では、華為技術(ファーウェイ)と戦略提携を行うことで契約したと発表した広州汽車集団(
601238)がストップ高を付けたほか、上海汽車集団(
600104)やBYD(
002594)も買われた。立訊精密工業(
002475)や万達電影(
002739)も高かった。半面、中国国際航空(
601111)や交通銀行(
601328)、曙光信息産業(
603019)などが売られた。
上海B株指数は0.96%高の279.44ポイント、深センB株指数は0.32%高の1214.91ポイント。