JPモルガンは最新リポートで、中国のオンラインゲーム大手、ネットイース(
09999)の目標株価をこれまでの170HKドルから185HKドルに引き上げた。投資判断は「オーバーウエート」を維持。2025年の調整済みEPSを5%上方修正。ゲーム収入の伸びの加速や、株主還元の強化への期待から向こう6−12カ月間にバリュエーションが見直される可能性があるとした。ゲーム部門のパフォーマンスを評価して同銘柄をデジタル娯楽セクターのトップピックに据え置いた。『智通財経』が29日伝えた。
JPモルガンは、今月に入ってからネットイースの株価が約8%上昇しており、中国インターネットセクター全体をアウトパフォームしたと指摘。7−9月のゲーム収入の予想上振れに加え、マクロ経済が不透明ななか、投資家は利益成長が見込めるディフェンシブ性の高いデジタル娯楽銘柄に乗り換えたことが背景にあったとした。
米ブリザード・エンターテイメントのゲーム再配信や、「満威争鋒(Marvel Rivals)」、「燕雲十六声(Where Winds Meet)」、「FragPunk」などの新作が寄与して25年のオンラインゲームの増収率が24年の5%から8%に加速すると予想した。